木曜日, 12月 26
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介護の仕事内容における問題点

「介護離職」「介護うつ」「介護放棄」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これらの言葉は介護の仕事が決して楽なものではなく、介護者に大きな負担がかかることを暗示しています。いったいどういうことなのか解説しましょう。介護の仕事内容というのは決して楽なものではありません。例えば、衣服の離脱、トイレや入浴の介助をしなくてはなりません。一日の中で何回も介護者は被介護者を持ち上げたり支えたりしなくてはなりません。背中や腰、ひざにかかる負担を考えてみてください。それだけでなく、夜間やっと就寝したかと思ったらトイレ介助やおむつ交換で何度も起こされる可能性もあり、十分な睡眠をとれないこともあります。身体的に大きな負担がかかります。

精神的な面での疲労もあります。介護の仕事は色々な人との接触があります。要介護者とのやりとりだけでなく、その家族や介護スタッフとの関係でストレスを感じる場合もあるでしょう。被介護者が非協力的な時もあります。人間ですから機嫌の悪い時や不調の時もあるでしょう。悪気はなくてもつい介護者にあたってしまうかもしれません。精神面での負担があります。

そういう環境の中でどうしたらうまく負担を軽減できるでしょうか。それは、自分1人で背負わないことです。ケアマネージャーとよく話し合いをして、どこまで負担するかを決めると身体的な負担を軽減できます。1人で全部やるのではなく、家族を含めみんなで負担していくことです。あとは、自分の時間もきちんと確保しましょ。友人と過ごしたり趣味の時間を持ったり、リフレッシュすることはとても大切です。時間とエネルギーをバランスよく配分し、ストレスとうまく付き合っていくことが重要になるでしょう。